« 第12回MMD杯総括 | トップページ | 2014年F1・途中採点表 »

2014年4月29日 (火)

マレーシアから大観園 ~ニコニコ超会議3~

すでにツイッターなどでは知っている人もいるのだが、じつはぼくは現在日本にいる。多忙でなかなかここの記事も更新できぬのだが、実を言うとそういったなかで暇を見つけてニコニコ超会議3なんてものに行っていたのである。文章を書くヒマはないのに遊び歩くヒマはあるのか、などと叱られそうだが、言い訳をするわけではないが最初は行く予定なんか微塵も無かった。「こんどの土日にかような催しがあるのだな」程度は知っていて、もし行くとしたら土曜日のほうだなと決めていたのだが (翌日が平日になる日程にはあまり予定をいれたくないたちである)、土曜日は予定があるのだしまあ行かずともいいや、ぐらいに考えていたら、なんと土壇場になってその土曜日の予定が急に無くなってしまったのである。私事なので多くは語らないが、とにかくあまりに急であったためぼくは勝手に怒りだして、それなら最初からこの超会議に行けたではないか、人の予定も考えてくれ、と顔をしかめたのである (べつに誰がわるい、という性質の話ではなかったのだが)。そうして、せっかく行く機会があったのだからせめて明日一日だけでも行って見物してきたらどうだろう、と五分ばかり考えた結果、最寄りのコンビニで金二千円をもって入場券一枚を買い求めたしだい。突発的にどこかに出かけたくなるというのはぼくにしてはよくある話なのだが、まさか思考時間たった五分で二千円をぶん投げる覚悟を決めることになろうとは思わなかった。そして日曜日一日を幕張メッセで費やしたが、なるほどこれは二千円を払ってくたびれに行った甲斐はあったと思い、読者に前述のごとく叱られないためにもせめて写真ぐらい上げておくべきだと考えたのでこれを書いている。

*表題の「大観園」というのは清朝の戯作「紅楼夢」に登場する立派な大庭園 (頤和園あたりがモデルだろうか) で、いわば現代でいう遊園地のような位置づけである。中国に「刘姥姥游大观园」 (劉おばあちゃんが大観園に遊ぶ) という言い回しがあって、紅楼夢中の大観園の故事から来ているのだが、田舎者が慣れない場所やモノに戸惑って椿事を起こすさまを自嘲・他嘲することばである。ちなみに大観園そのものは完全にフィクションの産物なのだが、中国の北京と上海にそれぞれこの大観園を再現したという庭園があり、観光名所になっている。現代的にいえばそれこそディズニーランドのような施設だろう。

001

これは海浜幕張駅を出て会場へ向う途上の写真だが、すでにしてものすごい人だかりである。公式発表によれば二日間で十二万人を集めたというからすさまじい。国にもよるが、F1グランプリだって三日で同じくらいの観客数である。





文中ではさらっと書いてしまっているが、じつは海浜幕張駅に着くまで一苦労であった。東京駅まではすんなり行けたし、そこから京葉線のプラットホームへも難なくたどりついたばかりか、明らかに舞浜へ向うのであろう家族連れなどを尻目に「ぼくはそんなところへは行かないのだよ」などと斜に構えて偉ぶっていた。しかしホームに着いた途端そこには府中本町駅行きの武蔵野線の電車がなぜかとまっており、ぼくがこの電車に乗ろうか乗らまいか、路線図でも探してひとつ確認しよう、と思った瞬間に発車ベルが鳴ってしまい、しかたなくこの武蔵野線の電車に飛び込んでしまったのである。その後どうやらこの電車に乗っていては海浜幕張ではなく朝霞の方面へつれていかれてしまいそうだ、ということがわかって大いに焦ったが、幸いにも車掌のアナウンスによって新浦和で海浜幕張方面行きの電車に乗り換えられることを知り、ことなきを得た。この一部始終はツイッターにて発信され、ぼくは (自分でやったことなのだが) 赤ッ恥をかく羽目になってしまったのである。前日にもっとよく路線図なり何なりを確認しておけばよかったのだが、何しろ五分で決断して十分でチケットを買ったので、この後も一事が万事そんな調子であった。

003会場に近づくに連れて、早起きによる眠気や疲れは一時に吹き飛び、かわりになんともいえない高揚感が入ってきた。もともと南国に生まれ育ったせいなのかどうか、こういうお祭り的な雰囲気は大好きなのである。べつに会場におもしろい展示物がひとつも無かったとしても、ただ人々が目をキラキラ、あるいはギラギラさせて一処に会しているというだけのことで、ぼくは気分がよくなってくるのだ。マレーシアにはそもそも二日で十二万人集めるようなイベントなどほとんど無いし、ぼくが行った中ではクアラルンプール・モーターショーがそれに近かったが、人びとはここまで活気にあふれてはいなかったように思う。







006開場は午前十時からということで、ぼくは時間を調整してそれまでには会場に到着するようにしていたのだが、その時点で会場前は写真のようなありさまであった。思えば駅の中からしてこんな調子だったし (駅員がわざわざ「本日近隣施設でのイベントのためたいへん混雑しております」などと放送していた)、このイベントの性質からして半分は行列見物になることが確定していたようなものだったので、ある程度覚悟はしていたのだが、圧倒されるほかなかった。そもそもマレーシアの田舎に住んでいては、数万人規模という人混みなど見られるはずはないのである。








009上の写真から三十分ほどたった時点で撮影したものだが、午前十時半でこの行列、行列、また行列である。思わずぼうっと並びながら行列式の公式なんぞ思い出してしまったほどであった。この日はまさに日曜日のためにしつらえたような行楽日和だったが、人熱れのせいで体感温度は三十度近くもあったと思う。ぼくなどマレーシアで熱いのに慣れているから、サッサと綿のシャツ一枚になって故郷を懐かしんだりしていたが、周りの人びとはどうもそう単純には行かなかったようで、しきりに熱い熱いと言っていた。


011

一時間並んで入場ゲートをくぐってから、さらに建物の外周をぐるりと周ってようやく会場内に入れる構造になっていたが、その途中で力士たちが何人もたむろして談笑していた。このイベントのためにわざわざ呼ばれたのである。ひと場所十五日間を年に何回もぶっ通しで興行する大相撲と、年に二日しかやらない超会議では比較できぬと思うが、彼らは会場のカオスな熱気をどう思っただろう。




014

通信会社のトラックがぽつねんと佇んでいたが、これは何かのイベントで使われた車である。近年とみにカルト的な人気を誇るようになった深海生物「ダイオウグソクムシ」のモチーフが鎮座している。このダイオウグソクムシだが、深海生物ゆえに詳しい生態などがほとんどわかっておらず、現状は「ただなんとなく展示されているだけ」に近いと言える。じつは日本じゅうの水族館を中心に五十匹ぐらいいるという。



015

ふたつあった入り口のうち、手前側は平日午前八時の改札口もかくやという混み具合であったため、あえて奥側の入り口から入場した。そしてその途端に大爆音である。入り口前は大きく開けた広場のようになっていて、その奥から祭りの出店のようなブースが並び、ちょうど札幌の地図のように格子状の街区のごとく会場を仕切っていた。いわば入り口を直線的に入ってきた人を漏斗のように誘導する構造になっていたのだが、入口前の広がりに妙な開放感があってしばらくそこに立ってあたりを眺めていたりした。


016

入り口から奥側に向かって撮った一枚である。ニコニコ動画のやっているイベントなので、客層もいわゆるオタクっぽい人ばかりかとおもいきや、普通に熟年から子供連れの親 (いったい何を考えて子供をこんなところに連れてきたんだろうか?) まで、さまざまな年齢層の客がいたのにはおどろいた。あとは中学生、高校生ぐらいの若い女の子が思ったより多かったことで、これはぼくにしてみれば嬉しいは嬉しいのだが、なんとなく滑り台の裏なんかに造った秘密基地が近所に住むお姉さんに踏み込まれてしまったかのような、不思議な気分になったものである。


017

とりあえず会場を設営した人が「観客はここをこうして歩きなさい」と考えたであろう線にそって歩いて行くと、ヨコハマタイヤのブースに行き当たった。全日本GTに参戦していて、2011年にはクラスチャンピオンにもなったグッドスマイル・レーシング・BMWのレーシングカーが展示してあって、時間になるとレースクイーンが出てきたりしたようである。けっきょく時間の関係でこのブースをふたたび訪れることは無かったのはすこし残念だが、ぼく個人としてはこうやってレーシングカーに見境もなく「二次元的」な女の子の絵をべたべた貼り付けるのはあまり趣味ではない。


018

会場の一角にはきちんとした土俵が設えられ、そのうえにはご丁寧にもテレビでよくみる天井から吊られた紫色の屋根 (あれは何と呼ぶのだろう) が下げてあって、その上に「満員御礼」の幔幕が四方に向けて垂れ下げてあった。ここで「大相撲超会議場所」だったかと称して、プロレスのようなコントのような出し物をやったり、真剣勝負のトーナメント戦をやったりするのである。勿論、土俵の上は全員が本物の力士や行司だった。後のほうでトーナメント戦の取り組みを二三見物する機会にめぐまれたが、かなり遠くからでも肉と肉のぶつかる迫力が感じられた。つぎにやるときは内館牧子氏でも呼んだら面白いことになるだろう。

020

またちがう一角にはわざわざ門のような仕切りを作ってボーカロイド関連の出し物をまとめてあったが、その中に「MMD写真館」なるものがあった。最初ぼくは「MMDを写真に合成したのをパネルにして展示しているのか」と思ったが、これはグリーンバックの前でポーズをとって自分をコンピューター内の背景に合成することでMMDモデルと一緒に写っている写真を撮影し、これを記念に持ち帰れるというものであった。写真では色調が飛んでしまっているが、行列の奥のほうに見えるのがグリーンバックの撮影ブースである。


021いっしょに写真を撮影できるMMDモデルの一覧が貼りだされていて、どれもメジャーというか、動画作品などで特に登場頻度 (すなわち知名度) の高いものを無難な感じでピックアップしてある。上写真のグリーンバックの左側にモーションアクターの女性が立っていて、20秒ぐらいで彼女に希望のポーズをとってもらう (握手するとか、肩を組むとか) と、画面の中のMMDモデルがこれと連動してポーズをとり、いわば「自分がMMD世界の中に入り込んだ」ような写真が出力されるわけである。背景は青空をバックにした中世のお城の中庭のような石造りのステージで、これ一種類しか無いようだった。

面白い出し物ではあったが、ぼくはけっきょく撮ってもらわなかった。ぼくの場合その気になればいくらでも似たようなことが自分で出来るからである。いわば手妻師が手品ショーを見に行くようなもので、傍で見ている分にはなかなか愉快でも、実際に一時間も並んで撮ってもらいたいかと言えば、ぼくはそうは思わなかった。

022

このビニールハウスのようなドームは自家製プラネタリウムで、内部にプロジェクターが置いてあり、そこから円形に出力した映像を投影して楽しむものであった。これも二時間近い行列ができていた。ぼくはMMD写真を作ることはできても、プラネタリウムは自分で作るわけにはいかなかったし、これを観た人が口ぐちにこの出し物を褒めているのを小耳に挟んでいたので、まあ昼食の時間をずらすぐらいなら、と並んでみたのである。ちなみにこのドーム、二箇所の送風口から市販の扇風機で空気を送って膨らませており、撤収時は電源を抜けばたちどころに萎んで片付けられるという。ローテクの極致を見るようである。


023

上の写真から少し左手側に移して撮影したものだが、このドームのすぐとなりに写真のようなDJステージがあって、ひっきりなしに大爆音のロック・ミュージックを流していたので行列の間からこれを眺めていたが、いざドームの中に入って、さあどんな映像を見せてくれるだろう、という段になっても爆音が鳴り響いていたのはすこしばかり参った。プラネタリウムのほうの運営もこれは知らされていたことで、いろいろと対策は講じていたようだがどうしようもないといった風だった。こういう場で完全に遮音された空間を作ることはかなり難しいから、仕方ないといえば仕方ないのだろう。

映像はぜんぶで三本あり、合計で十分ぐらいのプログラム四つを代わる代わる上映していた。ぼくは「Dプログラム」というのを観たが、いずれも普通に観たらば何の変哲も無い、普通にモデルが歌ったり踊ったりしているというものが中心だった。プラネタリウム風の設備の中でこれを見るのだからむろん普段とは違う感慨を抱いたのだが、何ぶん音楽がほとんど隣のパワープレイにかき消されてしまって、ひときわ印象に残ったのはドームの中が正にビニールハウスのごとく蒸し暑かった、ということだけであったのがとても残念に思う。

じつは、ぼくの知り合いで水族館を舞台にした実写合成系の動画を多く手がけているStaryu氏がつくった映像がプログラムにはいっているときいて、それを密かに期待して観に来たのである。結果的には観られなかったが、会場にてStaryu氏本人に会い、この企画についてのいろいろな話をきくことが出来た。なんでもこのプラネタリウム、製作・設営含めてコストは一万円もかかっていないとか、じつは氏がぼくの実写合成ノウハウの記事を大いに参考にしてくださっていたことなど。氏はかくのごとく謙遜するが、ぼくに言わせればこれはもう「青は藍より出でて藍より青し」と頭を垂れるほか無いのである。それでもぼくのことを師のごとく仰いでくれるのはとても光栄なことだが、なんだか身に余るような気がして、小心者のぼくはつい腰が砕けてしまうのである。

025

その後、お気に入りのダイオウグソクムシぬいぐるみ特大限定カラー (一匹6500円!) を抱えたStaryu氏とともに会場をまわることになった。これは宇宙関連の展示で、H-2Aロケットの縮尺模型である。となりには宇宙服も展示してある。











026

前に日本科学未来館で見たことのある探査潜水艦、「しんかい6500」の実物。未来館においてあったのはドンガラというかレプリカであったが、こちらは実際に幾多の調査潜水を行ってきた本物の艇である。抽選でえらばれた百人がコックピットなどを見て回るツアーに参加できたという。あまり近くによって見ることができなかったため、本物の迫力に類するものは残念ながら感じられなかった。未来館で一度見ているので、感動が薄れてしまっているのだろうか。



027

こちらは陸上自衛隊の攻撃ヘリコプター、AH-1コブラである。ヘリコプターとしては小型のように思われるこの機体も、実物はかなり大きい。これは霞ヶ浦から実際に幕張までフェリーしてきたのだという。





029

馬のかぶりものを被った男たちが「乗合馬車」と称した荷車を引っ張っているのがこの会場内でなかったら、おそらく通報はまぬがれないはずである。それぐらい会場内はカオスに満ちていた。しかも乗っている人 (?) が乗っている人だ。ぼくはこういうカオス的な空間やノリが大好きである。会場内がやや暗かったのでシャッタースピードが伸びてしまい、仕方なく流したらこんな躍動感のある写真が撮れてしまって、自分でも驚いた。



030こちらはフードコートのカウンターで、撮影したのは閉館の半時間ほど前だったので閑散としているが、無論ここも一日じゅう長蛇の列であった。Staryu氏と一日歩きまわっていて昼食をとる暇も無く、けっきょくこの日は朝食以外は午後四時ぐらいになってファミリーマートブースで買った唐揚げを食べただけであった。水分のほうは一大消耗戦を見越して一リッター分のお茶を持ってきていたので困らなかったのだが、食事のほうは考えがまとまらず持って行かなかったのである。これまた五分間思考の弊害といえるかも知れないが、サバイバルにおいては食料より水分が重要と言われているので、あながちトンチンカンな選択では無かったと思う。

フードコートはここぞとばかりにオリジナルフードを売りまくっていて、実際かなり売れていたようだが、どれもしっかり「イベント価格」であった。うどん一杯600円、おにぎり二個500円、ハンバーガーセット800円、カレー900円、牛丼600円、特製バケット入りポップコーン2000円 (おかわり一回500円)。このほかジャンボフランク一本200円、オランジーナ一本160円 (ここばかりは記憶があやふやである)、お茶一本200円 (ぼくが事前に用意して持っていったお茶は一本84円だった) といった具合である。入場券が2000円だから、ブラジルもびっくりのインフレ率だ。ポップコーン一杯で入場券と同じ価格ということを知った瞬間、ぼくは会場内で一切の食物を買うことを放棄したのである。しかし一日中立ったり歩いたり意味もなく興奮したりしていたせいで体力をどんどん消耗して、しまいにはまっすぐ立っていることすら難しくなり、けっきょくめぼしいものがおおかた売り切れた頃になってファミリーマートのブースで六個入りの唐揚げを300円で購入する羽目になってしまった。

写真を撮っていないブースや展示がたくさんあるのだが、会場規模からしてあれを一日で回り切るのはおそらく無理である。遠方から来た人ならひと思いに近辺に宿をとって、年に二日の大贅沢と洒落込むのもいいかもしれないが、中途半端に近い所にいるとこの辺が難しくなる (どのみち土曜日は時間的にも行けなかったのだが)。ほかにも、たとえば人気ゲーム「艦これ」に出てくる提督の部屋を実際に再現し、その中でキャラクター (のコスプレをしたおねえさん) と写真を撮れる展示があったり (これがかなり盛況であった)、海上自衛隊の展示ではバーチャル・リアリティで護衛艦しまかぜを再現し、投影メガネをかけると実際にしまかぜの甲板や司令室などから見える景色をいながらにして見ることが出来たり、かと思うとカードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング」の試合を目の前でやっていてこれを実際に実況していたり、酒の大好きな「東方Project」シリーズ原作者にちなんだビール屋台があったり、ファミリーマートが限定で会場内一日食べ放題 (会場内にファミリーマートのブースがあって、実際に食物を売っている) をやったところ開場八分で売り切れたり、有名な (のだと思う) 投稿者によるライブのステージがあったり、とにかく「ニコニコ動画上でおこなわれているおおよそすべての活動を一度に網羅した」という感じで、これはもう現代のインターネット世界に生きる者たちにとっての「地元の神社の大祭、縁日」なのである。

ふりかえってみれば、今回ぼくがまじまじと真剣になって体験した展示やブースはそれこそビニールプラネタリウムと相撲見物ぐらいのもので、あとは脇を通り過ぎるとか、行列ごしにちょっと眺めてみるとか、そういったことしかしなかったし、コスプレコーナーも自分からは見に行かなかった。興味がなかったわけではなく、ちゃんと見て回ろうにも、日曜日ということも手伝ってかものすごい人出で、優先順位を付けていかざるを得なかったのである。そのうえ朝の十時から閉館時間の午後五時を回るまでいちども腰掛けることがなく、足は棒のように固まるし疲労で帰りの電車を乗り過ごすし、とにかく一日中遊び歩いたお釣りをしっかり貰った。しかしそれでも、ぼくは今回のイベントを心からたのしいと思い、また機会があればぜひ来たいとさえ思ったのである。ぼくはこういうお祭り、無礼講的なことやその空気が大好きなのだ。今回は、これまで見物してきたいくつかのイベントとは違って、例えば「このイベントはいかように面白かった」とたずねられて、「ここが面白かった」「ここがこうだった」とは即答出来ない。ただ単に、「ひたすらにとんでもなくおもしろく、楽しく、愉快な経験であった」と繰り返すことしか出来ないのである。

035

さいごに、食物・物販類にはまったく手を出さなかったのだが、今回の戦利品である。ひょんなきっかけからStaryu氏にいただいた会場限定のレジン製ミニチュアダイオウグソクムシで、1/43モデルカーと比較するとこんな感じだ。実物のグソクムシよりはもちろんかなりちいさいのだが、これはこれで愛嬌のある存在で気に入っている。auがやっていたダイオウグソクムシの展示ブースで景品として配っていたものだ。実際のダイオウグソクムシも日がな一日水槽の中でほとんど動かず、土曜日の部では丸一日のあいだに三回ほど微妙に動き、そのたびに待機していたサンバ隊が出てきてステージの上で踊りだすというパフォーマンスがあった。憎めないヤツである。

« 第12回MMD杯総括 | トップページ | 2014年F1・途中採点表 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1322474/55992319

この記事へのトラックバック一覧です: マレーシアから大観園 ~ニコニコ超会議3~:

« 第12回MMD杯総括 | トップページ | 2014年F1・途中採点表 »

フォト
無料ブログはココログ

リンクリスト

  • Kumaryoong's Paddock
    ソビエト時代の東側諸国におけるモータースポーツ活動について書かれているたいへん誰得なブログ (褒め言葉)。この辺の史料を日本語でまとめたサイトって史上初かもしれません。
  • 作った静止画一覧
    主にMMDで作った静止画を上げています。最近はこっちの頻度のほうが高いですね。
  • Racing Sports Cars
    ル・マンや旧WEC/WSPC/SWC、さらには旧WCMなど、スポーツカー・レースの参戦車両の膨大な資料写真を有するサイト。ドライバー別・車種別検索機能完備。F1もちょびっとだけあります(70年~82年)。
  • F1-Facts
    1950年イギリスGPより、F1に関する全記録を蒐集・公開しているサイト。各年度リザルトページからマシン一覧・写真ページに飛ぶことができます。あなたの知らない名車に出会えるかも。IEは右クリックでの画像保存が出来ないので、PCに保存する際はFireFoxなどを使用してください。
  • 誰得 (boulog)
    謎多きF1マニア(?)、bou_ckさんのブログ。「Wikipediaに載ってないような脳内資料置き場」を標榜するだけあって、その名に恥じぬディープ過ぎるF1マシン解説!Wikiどころか、ネット上にもそうそう無いようなマシンが目白押し。ちなみに「誰得」とは「誰が得するんだこんなもん」的意味合いのフレーズ。 2015.12.13追記: このほどYahooブログからfc2ブログに移転されました。
  • 作ったもの一覧。
    私の動画作品一覧です。気力の低下と更新頻度の低下はすべからく連動しています。
  • アカクテハヤイ フェラーリエフワン
    沖縄在住のフェラリスタ、Shigeoさんのブログ。1日1更新(原則)でフェラーリのさまざまな話題を取り扱います。レア物のフェラーリミニカー募集中だそうな。
  • METMANIA
    私の作るペーパークラフトの大半はここからきています。ヘルメットのぺパクラって多分ここにしかありません。