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2014年9月

2014年9月18日 (木)

第13回MMD杯総括

さる9月1日21時丁度をもって、第13回MMD杯のマイリス投票期間が終了し、これにともなって第13回MMD杯の幕が閉じられました。今回SimacherPは公務多忙のため一本のみのエントリーとなりましたが、第11回から続いてきた不完全燃焼の流れをなんとかここで一旦断ち切ることが出来、達成感とともに安堵感をおぼえているところです。一貫して目標としてきている入賞にはまたしても届きませんでしたが、決勝用動画が9月1日21時の時点で4165再生/142コメ/275マイリスを達成、また今回おそらくぼくがMMD杯参戦を開始して以来初めて「無冠の傑作」タグを付けてもらうことが出来、入賞にまたしても届かなかった悲しみをだいぶ和らげてくれました。タグ付けてくれた方、本当にありがとうございました。左が予選動画、右が決勝用動画であります。再生、コメント、マイリスト、宣伝してくれた方に感謝。


さて、動画の解説を。ご存知人気爆発の某ブラウザゲームのキャラクターたちです。モデルは「とらはぜ」氏製作の一連の姉妹を使用しましたが、この子たちのなんとなく地味くさい佇まいがとても良く表現できていて、見た瞬間から「あぁこいつら使うしかねぇなあ」なんて思ってました。実際に何枚か作ってみても、こういうストリートフォト系の写真に似合うこと似合うこと。性格的に「派手」と「地味」では後者のほうがすきなので、今回はいつも以上にぼくの趣味全開と言えなくもないです。

テーマ「WABISABI」、これはまああえて説明せずとも理解してもらえるかと思いますが、作るにあたってすこし考えたのが、ぼくが前々から動画・静画を作る際に決めていた「女の子に武器を持たせない」という原則。MMDには銃器類はじめいろいろな武器モデルが存在し、事実ぼくも小火器のたぐいが大好き (大口径主義者なのでオリジナルルックのFALが一押し) なのですが、なんとなくそういうものを少女にもたせてしまうのはなんだかなあ、と思いまして、以来「現実世界の女の子には武器を持たせない」方針で静画を作っています (兵隊フィギュア的な設定で機関銃や大砲なんか構えてる絵はありますが、あれはあくまでも建前上「スケールモデル」ということで…)。
ぼくはべつに左翼的な思想の持ち主でもないし、とりたてて平和主義者でも無いのですが、元ネタのゲームも設定上女の子が兵器を手にとって (というか彼女たち自身が兵器の化身といえば良いのか) 戦うわけで、みんなある意味ガンダムが殴りあうのを眺めるノリでそれを想像しているんじゃないかな、と。現にそういった戦闘シーン満載の動画は今回たくさん見受けられましたね。そういった作品を否定するつもりはまったく無い (否定してしまったらあのゲーム自体が成り立たなくなっちゃう) けれど、ひとつの解釈として、彼女たちを等身大の女の子そのものとして映した作品を出そう、と考えたわけです。動画で使った子たちはキャラ的にもそうだし、何より服装があんなんなので兵装をはずせば完全にその辺の女学生です。こう、駅とか街中とかどこにでもいるような、その辺でお菓子食べながらだべってる感じの。もし本当に、そういう女の子たちが武器をとらなきゃいけないような状況があったら、それはとても哀しいことだと思うのです。もちろん現実には (少なくとも現在の日本やマレーシアでは) そんなことは絶対にありえないし、だからこそこういう設定の漫画やゲームやアニメを後腐れなく楽しめるわけではありますね。好きなだけ楽しんだらいいと思います。
その一方で、設定上ゲーム内の彼女たちは戦うのが「仕事」です。どうもはっきり明かされていませんが、彼女たちが戦わなかったら人類の未来がなんかあぶないらしい。人類しっかりしろよとでも言いたくなりますが、一方でもし人類がしっかりしだして、彼女たちが戦わなくとも良い世界になったらどうでしょう。勿論よろこばしい限りですが、そうなったらおそらく彼女たちは心の何処かに風穴が開いたようになるんじゃないでしょうか。一生の中でももっとも多感な時期に、もっとも激しい戦闘に身を投じ、それだけを目的として生きてきたのだとしたら、若い脳は柔軟だから案外すぐにその場その場で適応するかも知れませんが、たぶん戦争が終ってただの女の子に戻っていいよと言われても、一朝一夕で割り切れることは無いだろうかと想像します。入ってくる刺激が強すぎると、それはそのまま意識の中まで居着いてしまうわけです。この辺は掘り下げればいくらでも重厚なテーマになりそうですが、今回の場合「もし武器をすててもよい世の中になったら」的な想像で作った絵もあって (全部では無いですが)、そうなった彼女たちの心の影の部分というのか、そのあたりの「哀愁のある絵」を意識した構成になっています。どうも趣味が後ろ向きでいけませんね。

音楽はどうもいらんことまでペラペラ喋りすぎだと思うけど曲はやっぱり素敵な巨匠・坂本龍一の「水の中のバガテル」。もともとサントリーか何かのCM曲で、その後アルバム「Works」に収録された曲です。テーマがテーマだし、こういうシンプルなピアノ曲がいちばん合うだろうということでこのチョイス。背景の写真素材ですが、今回とても外まで撮りに行く時間がなかったため「写真素材 足成」より借りてきました。なので個々の写真がどこで撮影されたものかまではいまひとつ把握していません。素材を外部だよりの状態にすると自分で好きな構図が選べないのでテーマの一貫性を出すのにやや苦労しますが、慣れてくると逆にそこが勝負どころと思えるようになって来たりします。

そして今回、長らく応援していただいたお礼の一環として、今回の動画に使用した写真ファイルを公開したいと思います。くわしいことはファイル内のReadMeファイルに記述してありますが、デジタル写真立てか何かに入れて眺めるもよし、紙に焼いてSimacherPごっこをするのもよし、拡大してあら探しをし、それを作者に伝えて悲しませるもよし (あんまりやり過ぎないでね…w)。ただ、素材サイズ的にPC壁紙にはやや小さいかも知れません。ダウンロードはこちらから。

では以下、恒例のコメント返しといきましょう。長いので例によって格納します。

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