« 2016年12月 | トップページ | 2017年2月 »

2017年1月

2017年1月 3日 (火)

2016年総括+2017年一発目

新年あけましておめでとうございます、主筆のSimacherです。12月31日まで開催されたコミックマーケット91に参戦したところ、三日間の全日程につきあったことで体力をすべて使い果たし、今日ようやく回復してきたところです。なんか新年記事を元日のうちに書けなくて申し訳ない。おかげさまで冬コミに持ち込んだイラスト集は完売しました、ありがとうございました。

さっそく2016年の総括をやっていきたいと思います。F1はロスベルグがついにチャンピオン獲得…と思ったらいきなり引退してしまいましたね。子供が出来て家庭という存在が彼の意識の中に入り込んできたこととか、F1デビューから十年という節目の年に悲願であったワールド・チャンピオンを獲得したこととか、たぶん彼はひとつの大きな理由があって引退したんではなく、いままでずっと張り詰めていた緊張の糸がふっと切れてしまって、円谷幸吉の遺書ではないけれど「疲れてしまって、もう走れない」と思ってしまったのではないでしょうか。いままでハミルトンとの鍔迫り合いでなかなか勝てず「彼は一対一の決闘では永遠にハミルトンに勝てないのではないか」なんて言われたりもしていただけに、その呪縛を踏み越えていった2017年の彼が楽しみだったのですが、ここは本人の意思を尊重するほかないと思います。ちょうどぼくがF1を見始めた年にデビューしたこともあって、わりと好きなドライバーだったんですがね。今年のF1もベンツ無双状態でしたが、それにしては各レースそこまで退屈にもならず、チャンピオン争いも接戦だったし面白いシーズンだったんじゃないかと思います。
マクラーレンは…うーん。確かにすごく進歩したと思いますが、速くなることによって逆にチーム体制が滅茶苦茶なことが明らかになってしまったというか。いまやあのチームはF1チームとして完全に三流、四流ですね。ホンダもまだまだ勉強不足だと思うけど、もはやエンジンがどうとか車体がどうとかいう問題ではないように思います。当初からジェームス・キーのいるSTRとかと提携できていれば良かったのだろうけど、かつてB.A.Rと組んだ時のように、「その程度のチームしか提携してくれそうなところが無かった」というのが案外実情だったりして。

そしてスポーツカー。今年のスポーツカー耐久レースはいやもう凄まじい一年でした。ル・マンの衝撃的な結末は全世界を混乱のさなかに陥れましたが、ほかのレースもなにしろ最終ラップのさいごの瞬間まで決着のつかなかったレースばかり。数え上げると、デイトナ二十四時間レース (ESMリジェ・ホンダとWTRコルベットが最後のスティントまで秒差の争い)、セブリング十二時間レース (ラスト十五分でESMリジェのデラーニが四位から猛チャージし大逆転優勝)、ニュルブルグリンク二十四時間レース (燃料戦略を見誤り最後に余分な給油をおこなったHTPが最終ラップでブラックファルコンに抜かれ首位陥落)、そしてもはや説明不要のル・マン二十四時間レースと、最終ラップに入ってから勝負のひっくり返ったレースの多いこと多いこと。ほかにもワークス勢がつぎつぎ脱落し満身創痍のアウディが勝ちを手にしたWECスパ、BMWとベントレーの十時間以上にわたる死闘が繰り広げられたスパ=フランコルシャン二十四時間レース、富士のふもとでトヨタが二年ぶりのWEC戦勝利を記録した感動のWEC富士、マイケル・シャンク・レーシングがプロトタイプ・クラス最後のレースで値千金の優勝を記録しデイトナの恨みを晴らしたプチ・ル・マンと、2016年のスポーツカー/GTカー・レースは全体的に見ても「退屈なレースが無い」という、とてもすばらしい一年でした。その一方でアウディのWEC撤退やVWのWRC撤退など、モータースポーツ界をゆるがすニュースもありましたが、個人的にはスポーツカー・レースはまだもうしばらくは今のすばらしい状態のままでいてくれると思いますね。WECに限っても、BMWのGTEクラス参戦やLMP2クラスの隆盛など、あかるい話題には事欠きません。

今年もおそらく活動の主軸は絵描きのほうになると思います。ぼくの絵で、たとえばそれまでスポーツカー・レースを知らなかった層の人が、この人類のすばらしい営みに目を向け、それこそ「ああ、地上にはこんなことをしている人たちもいるのだな」程度にでも、モーター・レーシングのことを知ってくれれば幸いですね。ただ今シーズン、特に夏頃からぼくのほうも何かと忙しくなることが予想されるので、コミックマーケットへの参加を含め、どれだけアクティヴに活動できるかはまだ未知数です。すべてはその時にならないと分らない、というのは典型的なマレーシアン・スタイルですね。予定とは決定するまで未定である。あと今年はもっとこう、レース仲間だけでなくて、たとえば絵師だとか、もっと多角的な交流を持ってみたいですね。しかし肝心のぼくがレースの話しかしないからむずかしいか。
ブログの更新頻度は今年もたぶん低いです。というか基本的に「ブログにちゃんとした文章上げるほどじゃないけど、どっかに記録として残したい」みたいなネタはぜんぶTwitterのほうに投げてるので…。ニッサンの連載は1月中には再開したいところですね。

なんか書くこと思いつかなくなってきたんでこの辺にしときます。今年もゆるく生きましょう。

2017.01.03
Simacher

« 2016年12月 | トップページ | 2017年2月 »

フォト
無料ブログはココログ

リンクリスト

  • Kumaryoong's Paddock
    ソビエト時代の東側諸国におけるモータースポーツ活動について書かれているたいへん誰得なブログ (褒め言葉)。この辺の史料を日本語でまとめたサイトって史上初かもしれません。
  • 作った静止画一覧
    主にMMDで作った静止画を上げています。最近はこっちの頻度のほうが高いですね。
  • Racing Sports Cars
    ル・マンや旧WEC/WSPC/SWC、さらには旧WCMなど、スポーツカー・レースの参戦車両の膨大な資料写真を有するサイト。ドライバー別・車種別検索機能完備。F1もちょびっとだけあります(70年~82年)。
  • F1-Facts
    1950年イギリスGPより、F1に関する全記録を蒐集・公開しているサイト。各年度リザルトページからマシン一覧・写真ページに飛ぶことができます。あなたの知らない名車に出会えるかも。IEは右クリックでの画像保存が出来ないので、PCに保存する際はFireFoxなどを使用してください。
  • 誰得 (boulog)
    謎多きF1マニア(?)、bou_ckさんのブログ。「Wikipediaに載ってないような脳内資料置き場」を標榜するだけあって、その名に恥じぬディープ過ぎるF1マシン解説!Wikiどころか、ネット上にもそうそう無いようなマシンが目白押し。ちなみに「誰得」とは「誰が得するんだこんなもん」的意味合いのフレーズ。 2015.12.13追記: このほどYahooブログからfc2ブログに移転されました。
  • 作ったもの一覧。
    私の動画作品一覧です。気力の低下と更新頻度の低下はすべからく連動しています。
  • アカクテハヤイ フェラーリエフワン
    沖縄在住のフェラリスタ、Shigeoさんのブログ。1日1更新(原則)でフェラーリのさまざまな話題を取り扱います。レア物のフェラーリミニカー募集中だそうな。
  • METMANIA
    私の作るペーパークラフトの大半はここからきています。ヘルメットのぺパクラって多分ここにしかありません。