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2018年1月 7日 (日)

新年いっぱつめ

だいぶ遅くなってしまいましたが (汗)、あけましておめでとうございます。主筆のSimacherです。冬コミでサークル参加すると例年お正月のうちには記事が書けないというジンクスは今年も生きていました。なんとかしたいところですがね…。

さてそのコミックマーケットですが、当初のぼくの予想に反し、新刊・グッズともすべて完売という、考えうる限り最高の結果でもって2017年の同人活動を締めくくることができ、ぼく自身がたいへん驚愕しております。アイマス本であることは違いないけどアイドル要素はそんなに多くなく、日本人の多くには馴染みの薄いレーシングカー (しかも耐久レースのスポーツカーだ) をメインに据えた、いわばこのブログの連載記事の延長線上みたいな本、しかもキャラクター関連の頒布物が集まる場所に配置されていただけに、どういう反応が来るかわからない状態でしたが、結果的にはおおむねご好評をいただけたようで、サークル主宰として胸をなでおろしているところです。一方で、主宰の予想を超えたハイペースで本が捌けていったことで、「欲しかったのに入手できなかった」という方が若干名いらっしゃったのは大変残念で、これは本当に申し訳ないのですが、再版に関しては現時点では未定です。可能であれば2月12日か、5月4日の「歌姫庭園」イベントにて再版分を販売できたらいいなぁ…とは思っています。ともあれ、当日会場にやってきてわが「アルファコルセ」の奇妙奇天烈な同人誌・グッズを買っていってくださった皆様には、あらためてここで感謝させてください。本当にありがとうございました!
(以下主宰のグチ: 冬コミ本戦では配置が僻地ともいえる東7/8ホールだったことで部数の予測がむずかしく、若干コンサバか丁度良いくらいの部数で乗り込んだら完売してしまいましたが、再版分も具体的にどれぐらい刷ればよいのかまったく分らないし、資金的にも迂闊に発注するわけにいかないし…。むずかしいですね)

2017年もあっというまに始まってあっというまに終った感がありますが、モータースポーツ的には相変わらず面白い一年だったというか。日本人にとって最大のニュースは、なんといっても佐藤琢磨のインディー500優勝ですね。まさか自分が生きているあいだに日本人ドライバーがインディー500・チャンピオン (アメリカでは慣用的に500マイルのウィナーも「チャンピオン」と呼びますが、もちろんインディーカー・シリーズ全体のチャンピオンとは別) になる日が来ようとは…! ちなみにこのインディー500、F1からフェルナンド・アロンソがモナコGPをばっくれて参戦したことでも盛り上がりましたが、ニュルブルグリンク24時間レースと同日開催で、ぼくは24時間レースのほうをフルで見ていたがために、インディー500は途中で寝てしまいました。たぶん一生引きずる後悔です。

ただ、負け惜しみを言うわけではないんですが、ニュルブルグリンクのほうもすさまじいレースでした。予選では、このレースにおける専制君主とでも言うべきドイツ製GT3カーを抑え、開発ドライバーのジェフ・ウェストファルが駆るNr704 SCG003Cがポール・ポジションを獲得。レースでは数度のトラブルで下位に沈み、最後はレース残り数時間というところでフェリペ・ラザーの単独クラッシュでリタイヤしてしまいましたが、僚艦のNr702が完走を果たし、チームの面目を保ちました。
決勝レース終盤は白と緑の爽やかなカラーが印象的なランド・モータースポーツのアウディがトップを快走するも、残り一時間 (だったか…) というところで電気系のトラブルが発生し三位に後退。残り時間的に挽回はほぼ不可能で、チームスタッフらはガレージで頭を抱え涙を流す始末。若いケルヴィン・ヴァン・デア・リンデが必死で追撃するも、レース最終盤になって黒雲が低く垂れ込め始めるトリッキーなコンディションに。ドライタイヤのまま行くか、大事をとってレインタイヤに交換するかで各車の判断が分かれる中、当初ランド・モータースポーツはドライのままで行く判断をしていました。しかし最後のピットインで、あろうことか給油担当のメカニックが給油口のフタか何かを取り落とすという痛恨のミス。しかしこのミスで生まれたロスタイムを使って、なんとチームはレインタイヤに交換するという賭けに出ます。当初はそれこそ大博打だったこの一手ですが、最終ラップで北コースが土砂降りの雨に見舞われ、ドライタイヤのまま走っていたトップのWRT・アウディがコースアウト! 二位のBMWも大急ぎでレインタイヤを求めてピットインしていたため、これでランド・モータースポーツが首位に返り咲き、あまりにも劇的な優勝を手にした…という筋書き。世界中のどんな脚本家にも書けないようなストーリーが展開するのがモータースポーツの醍醐味、まさにそんなレースでした。

デイトナ24時間にセブリング12時間と、16年になかなかスリリングな展開が見られた北米スポーツカーは、あまり大きなドラマもなく、終ってみればダラーラ・キャデラックDPiの連勝劇に終始したような印象でしたね。ロードアメリカでESM・リジェ・ニッサンDPiがキャデラック勢の連勝を止めたことが記憶されるぐらいかな? ル・マンはトヨタが16年の屈辱を振り払うベく、日本国内で大々的な宣伝を行い、三台体制に増強して勇躍ル・マンへ乗り込みましたが、結果は…。16年がほんとうに「天から降ってきた災厄」とするなら、今年のはかなりまで「人災」、「人為的なミスや不注意が輻輳しての結果」という印象があります。三台持ち込んで三台とも全滅 (いちおうNr8が完走) は流石に開いた口が塞がらないというか…。敗軍をあまり責めるのもどうかとは思うのですが、見ていて不甲斐なさ、腹立たしさすら感じる戦いっぷりと言わざるを得ません。いまとなっては結果論でしかないのですが、トヨタが今年勝っていたら、もしかしたらポルシェはLMP1からは撤退しなかったかもしれない。彼らが撤退時に残したコメントのひとつに「もうやるべきことは十分やった」というのがあって、たしかにその通りなのです。ポルシェ・919が勝ち続けた三回のル・マンのうち、一回でもトヨタが勝っていれば、ポルシェのことだから彼らは嬉々として「この敗北を噛み締め、来年はさらに強くなって帰ってくる」とか言い出し…はしなかったかもしれないけれど、したかもしれない…。あまり長々と愚痴ってもどうしようもないのでこの辺にしますが、ともかくポルシェのスポーツカー撤退はショックでした。でも本当に、彼らはもらえる限りの「一等賞」をぜんぶもらって、お腹いっぱいになってパーティー会場を去っていくのだから、ここらが潮時だったのかもしれませんね。残されたトヨタやほかのLMP1チームがめちゃくちゃ強くなって、ポルシェをまた引きずり出してくれることを願わずにいられません。

F1は…まぁ、結果的にはメルセデスベンツで終ったけど、今年のフェラーリはけっこう期待を抱かせるレースが多かったし楽しかった。ただ今年調子が良かったからといって来年もそうなる保証が全然ない、というのがフェラーリのフェラーリたる所以なので、今年のフェラーリには正直そこまで期待はしません。ホンダはエンジンが全然ダメでマクラーレンと喧嘩別れしてしまいましたが、ぼくは特に推しでもアンチでもないし「まぁがんばってね」程度。正直STR・ホンダがどうなるかは今の段階では予測不能です。F1に関しては、2017年の車体規則改正で前後ウィングがものすごくダサい造形になってしまったので、当分そこまで熱を入れて見ることはないだろうと思われます。一応情勢は追いかけるけど。あと今年はあれですね、HALOデバイス (これ名前の由来は何なのか) 導入ですね。格好良くはないけど安全面を考えるとある種仕方ないものだし、そもそもウィングがまっすぐじゃなくなっちゃった時点ですでに見た目は壊滅的なのでそんな大した影響もないんじゃないかな。

最後に同人活動の話でも。今年も「緒方智絵里関連」と「モータースポーツ関連」の二刀流でもってお絵描きをしていこうと思います。あまり詳しい予定は決っていませんが、とりあえず6月17日 (なんと2018年ル・マン当日に変更になってしまった!) の智絵里オンリーイベントと、2018年冬コミは出場が確定していまして、ほかのイベントは決まり次第Twitterや当ブログで告知していきます。前者のオンリーイベントは緒方智絵里の画集、後者は未確定ですが何か恒例のモータースポーツ関連本を出したい。それでは、2018年も何卒ぼくとぼくの作品群をよろしくお願いします。

2018.1.7
Simacher

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